東日本大震災遺構保存事業(たろう観光ホテル)

厳しい条件が求められる震災遺構モニュメントへのCCP採用

たろう観光ホテル震災直後

震災直後

たろう観光ホテル完工後

たろう観光ホテル完工

未曾有の大惨事であった、東日本大震災を人々の記憶から薄れさせず、さらに後世へと伝えるため、震災遺構として岩手県宮古市の「たろう観光ホテル」震災遺構保存事業にCCPが活躍しました。

震災遺構として半永久的に良好な保存状態を維持できることや、震災の現実をよりよく伝えるため、むき出しの鉄筋を震災当時のままに見せること、腐食の進行による倒壊などで見学者がケガをしないことなどCCPには大変厳しい要求がありました。

遺構という性質上、構造物の洗浄などもままならず、ありのままを遺すという条件からも錆塗装を施すという観点からは到底良好とはいえない条件下での施工となりました。

多くの困難を乗り越えて施工を完了し、保存状態が良好に維持できていることも確認できました。見学者が実際に入場することができる震災遺構として「たろう観光ホテル」は震災の恐ろしさを人々に伝えています。

こんなところにも防錆塗料CCPシリーズは活躍しています。