工場折板屋根への施工

サビの進行を食い止め、建屋内への熱浸入を抑える

施工前の状態

旧塗膜、浮きサビ除去(ケレン)

防錆プライマー(CCP-117)塗布

高圧水洗浄

下地処理(ケレン)作業完了の状態

完工(熱交換塗料D-47塗布)

施工前の状態は、旧塗膜の下層での腐食が部分的に進行していました。高圧水洗浄により、洗浄と浮いた塗膜の除去を進めるとともに、さらに、旧塗膜の一部と浮きサビをケレンにより除去しています。下地処理完了の写真にあるとおり、サビや旧塗膜の完全除去までは必要がないため、三種ケレン程度を下地処理の目安としてください。

使用された塗料

防錆プライマー CCP-117
熱交換塗料 D-47(グレー)

本工事の施工事業者

企業事務所折板屋根への施工

光熱費・メンテコスト削減、従業員への快適環境の提供に

メーカー事務棟屋根の塗りなおし事例です。防錆処置としてプライマーにCCP-117を使用、上塗り塗装に熱交換塗料D-42 を使用しています。

使用された塗料

防錆塗料 CCP-117 クリアー
熱交換塗料 D42 標準色グレー

本工事の施工事業者

株式会社西峯建設

橋梁欄干への施工

塩カルでサビる場所にも大変効果的です

この事例は、冬季に降雪・凍結が発生する地域のものです。凍結防止剤として塩化カルシウムを多量に散布するため、路上の金属製構造物の腐食が特に著しく、腐食に起因した構造物の破壊に対して、特に警戒が必要な地域と言えます。構造物の強度に影響を与えない軽度の腐食のうちに、CCPによる防錆を施せば、それらの構造物の長寿命化を図れるとともに、交通インフラなどの維持コスト低減につながります。

本工事の施工事業者

矢木コーポレーション株式会社

腐食の著しいH鋼脚部への施工

極度に錆びた鉄骨にも適用が可能

H鋼脚部
H鋼脚部

 腐食の著しいH鋼脚部へのCCP適用事例です。

 このH鋼材は亜鉛メッキされたものですが、使用環境に存在する塩分のせいか著しく腐食が進行していました。

 このような状況ではありましたが、浮き錆を除去後にCCP117を塗布、さらに上塗りを行うことで対象部分を保護しております。

 CCPシリーズは腐食の著しい部分の防錆にも適用いただけますが、極度に鋼材が薄くなっていたり、明らかに内部まで腐食が進み強度がないような状態の物には効果がありません。適用しようとする箇所の状態は予め確認が必要なのはいうまでもありません。

本工事の施工事業者

株式会社サカクラ

東日本大震災遺構保存事業(たろう観光ホテル)

厳しい条件が求められる震災遺構モニュメントへのCCP採用

たろう観光ホテル震災直後

震災直後

たろう観光ホテル完工後

たろう観光ホテル完工

未曾有の大惨事であった、東日本大震災を人々の記憶から薄れさせず、さらに後世へと伝えるため、震災遺構として岩手県宮古市の「たろう観光ホテル」震災遺構保存事業にCCPが活躍しました。

震災遺構として半永久的に良好な保存状態を維持できることや、震災の現実をよりよく伝えるため、むき出しの鉄筋を震災当時のままに見せること、腐食の進行による倒壊などで見学者がケガをしないことなどCCPには大変厳しい要求がありました。

遺構という性質上、構造物の洗浄などもままならず、ありのままを遺すという条件からも錆塗装を施すという観点からは到底良好とはいえない条件下での施工となりました。

多くの困難を乗り越えて施工を完了し、保存状態が良好に維持できていることも確認できました。見学者が実際に入場することができる震災遺構として「たろう観光ホテル」は震災の恐ろしさを人々に伝えています。

こんなところにも防錆塗料CCPシリーズは活躍しています。